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2011/01/19

Passion

こんばんは!
日付が変わり、1月19日ですね☆
今月もあと10日余りかと思うと、なんだか恐ろしいほど早い。。

今日は最近思った取り留めのないことをざっくり書いてみようかと思います。

最近本屋でやたら目にとめてしまうのが、教育コーナー。
正直、これまでカラッキシ教育系には無頓着だった。
大学一年生のときアルバイトで塾講師をしようと思ったが、なぜか不採用となり
それ以来、あー教師とか、教育とか、そういうのって、きっと向いてないんだな~なんて思っていました。

しかし、FAPを始めてから、なんだかこの分野非常に奥が深いし、面白いじゃん!と感じるようになりました。

特に、私自身に知識がないので、毎回のMTGでメンバーの方から「子どもたちへの教え方、子どもたちの学び方」のノウハウを聞ける瞬間は、いつもそれこそ目からうろこです。

先日のMTGでは、「フィンランドメソッド」のことが話に上がった。
(詳しくは、塚本君の「フィンランドメソッド」の投稿をご覧ください。)
例えば、フィンランドの学校では、子どもたちに論理力を付けさせるために、「どうして?」と先生が生徒たちの発言の後に聞き返す。

これはごくごく単純に見えるけれど、かなり子どもたちの今後を左右する?!くらいの力を持っていると思う。

日本の受験勉強とかを見ていると、「どうしてそうなるか?」と問われる問題より、やはり、「A、B、Cのうちどれか?」という選択式の問題が多くあるような気がする。私自身も、中学受験・大学受験を経験した身であるが、ひたすら問題集を丸暗記していた気ような・・・。

日本人が論理力が弱い、とは言わないが、この「常に理由を付けるくせ」をすることによって、
論理力もそうだが、「自分自身に責任をもつ」とか「自ら動く」といった点においても、非常にアドバンテージになるような気がする。

というのも、自分の意見に自分で根拠を付けることで、ある意味逃げ場がなくなるからだ。

例えば、「チョコレートのアイスクリームを買った。だけどやっぱりイチゴ味のシェイクの方がよかった。」という場面があったとすると、このフィンランドメソッドの場合、アイスクリームを買う時点で、「なんで自分はアイスなのか」をまず自問自答する。そうすると、「暑いから」とか、「安いから」とか色々な理由が挙がる。次に味の問題になったときに、「イチゴは昨日食べたから今日はチョコレートだ」と考えてから選択する。すると、実際にチョコレートアイスを最終的に手にとって食べるときに、「自分で考えて選んだのだから」と自己責任の感覚が生まれる。
これがもし、母親が「○○くんはチョコレートのアイスが好きだから、それにしなさい」と言って、チョコレートのアイスを買った子どもだとどうだろう?きっと、「だってお母さんがそうしなさいって言ったから」と、母親のせいに出来てしまうだろう。

ということで、この論理付け、自己責任感覚の醸成に一役買うのではないだろうか。

また、常に理由付けをさせることで、毎回自問自答することになる。
これは結局、自分の進みたい方向を自ら見つけていく作業になるのではないだろうか。

例えば、就職活動と同じ、「~という業界に行きたい」「なぜか?」「~という会社に行きたい」「なぜか?」とどんどん自問自答していくと、嫌でも自分について掘り下げていかなければならない。
そうすると、「あ、実はこういう方が好きなのかな」とか「こっちの業界でもできそうかも」といった、一歩先の思考が出来るようになる。そうすると自分から次のアクションへ繋げる契機として機能する。

ということで、理由付けをすることで、「自分から動く」ことにも一役買うのではないだろうか。

ここで何が言いたいのかというと、
私たちFAPの学習支援におけるビジョンは
「子どもたち自らが貧困の連鎖を断ち切れるような学習支援」であった。
とするならば、このフィンランドメソッドを活用することで、子どもたちの「自己責任感覚」そして「自ら動く」を体現できるのであれば、この学習コンテンツはFAPの理念を達成させてくれ得る力をもつのではないだろうか。

あと、もうひとつ。
最近見つけた本に、「日本の母親は一日平均45分子どもと会話するが、フィンランドの母親は一日平均3時間会話する」という統計データがあるそうだ。

このデータをどう読むかは皆さんにお任せするとして、
二つの国の他の統計データ、例えばフィンランドの子どもの学力と日本の子どもの学力といったものを比較したときに、何か見えてくるものがあるのではないだろうか。

ということは、やはりFAPの活動の特徴のひとつである
「母親支援を含めた包括的な学習支援」の意義が見えてくるのではないだろうか。
それでは、今日はこのへんで。
おやすみなさい!

三井

1 件のコメント:

  1. フィンランドの母親との会話が3時間ってすごいですね。日本の家庭で、今テレビに子どもの相手を任せている傾向ってあると思いませんか?私は小学校の時、母と話した時間も長い気がしますが、テレビも長い時間見ていた気がします。

    松永

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