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2010/12/30

もちつき大会レポート

こんにちは!塚本です!

皆さん師走の時期でお忙しいのではないかと思いますが、いかがですか?

報告が遅れてしまいましたが、先週某日、我々が普段訪問している施設のもちつき大会に参加してきました!!
毎年行っているイベントで、お正月用の鏡もちを作るということ。

地域のボランティアの方々と一緒に杵を持って本格的な餅つきをやらせてもらったのですが、これが結構な力仕事で翌日は筋肉痛になりました笑

完成したおもちは子どもたちやお母様たちと一緒に頂くことができ、一足早い正月気分を味わうことが出来ました。


今回は今までの訪問と違って勉強は一切ナシ!!普段の子ども達の姿を見ることが出来たと思います。

この日はまだ小学校に上がっていない子たちにも会うことが出来たのですが、僕らと会う時は甘えたりするくせにちっちゃい子の前ではちゃんとお兄さんお姉さんしてるんだなと感心しました。
お母さんとはぐれた子がいたら遊んであげたり、転んで泣いてるとすぐに近寄って慰めてあげられる優しさを持ってる子がとても多い!

彼らのすばらしい一面を見れました。

それでは、2011年もFAPをよろしくお願いします!

2010/12/29

Meeting something new

日付が変わってしまいました~!

火曜日担当の三井です☆

本日はプラスティーの清水さんという方とお話しする機会がありました~。
(参考http://www.plus-t.jp/plusT/index.do

清水さんは「勉強のやり方を教える」という学習指導を行う塾を経営しているそうです。

そのときこの活動のことを少しお話ししました。

そこで一つ新しいアイディアを頂きました。

前回ご説明をさせて頂いたかと思いますが、

現在のFAPの学習指導方法は

A - 将来のビジョンを描く

B-  その目標に向かって努力する

C-  振り返り、反省など

このA⇒B⇒C⇒A⇒B⇒C.....

というサイクルを繰り返すことで「自らの状況を、その子自身で変える力」

を身に付け、習慣化させようというものです。

そのBの具体的内容に関して、

現状では、

算数・国語の決められた科目、そしてこちらが決めた内容

子どもたちにさせています。

そこで、その清水さんに言われたのが、

その科目、内容も子どもたち自らに選択させた方が理にかなっているのでは

というご意見でした。

こうすることで、子どもたちが「なりたい自分」になるために何が必要なのかを

自ら考える契機になります。

また、学習に対するモチベーションを上げることにも役立つことになると。

勉強する意味付けがより明確になるということですかね。

前回のMTGで話し合った内容の中で、

FAPの一年間の目標

第1回~第5回 ― 子どもたちが机に座る(+子どもたちとの関係構築)

第6回~第10回 -子どもたち自身が勉強をやろうよという空気、姿勢をみせる

第11回~第20回 -自己評価シートの作成(自分で目標を設定し、それに向かって努力する習慣をFAPのメンバーがいないところでも実践できるようになる。)

というように計画したのですが、

この第6回~第10回のフェーズに入る段階で、

Aの段階で将来のビジョン、なりたい自分を考え、

その後Bの段階で、

じゃあ、それには何が必要かを考え、

そして、自分で科目や内容を選ぶ

という内容を入れてもいいかなと思いました。

(次回MTGで要検討ですが・・・)

学習内容担当の塚本くんや他のメンバーとも協議の上、

詰めていきたいと思います~!

これから年末にかけて、がっつり読書して色々インプットしていきたいと

思います~!

それではFAPにとって来年、基盤確立が達成することを願いつつ、

年越しを迎えたいと思います!

関係者の皆様、今年もありがとうございました。

皆様のお陰で、様々な活動ができましたことを心よりお礼申し上げます。

来年も多々、至らない点があるかと思いますが、

皆様からのあたたかいご支援、ご指摘、宜しくお願い致します。

それでは良いお年を☆

2010/12/27

失敗は成功の元

こんばんは。月曜担当松永です。実家の雪が降る新潟より投稿します。

2010年も終わりが近づいていますがみなさんやり残したことはありませんか?私は、特にこれといったことは思いつかないので、ないという事にします(笑)

今日は来年私が取り組みたいな~と思った事を紹介します。


みなさんはこの番組を知っていますか?
NHK教育で月曜日の19時からやっている「テストの花道選」という番組をご存知でしょうか?

私は2,3回見た事があるのですが、様々なテスト勉強の方法や、中高生が困っている勉強、生活面に関する問題解決法を紹介している番組です。

今回は、自分自身の問題を解決するには自分自身を客観的に見ることで問題を発見し、その問題を修正することが大切だというトピックでした。

私がやってみよう!と思ったこととは・・・
「自分の毎日の失敗をノートに記録する」ということです。

やり方は
毎日、失敗してしまったことを簡単に書き、記録します。
*どうして失敗したとか、詳しい事を書いてしまうと嫌になってくるので完結に書きます。

そうすると、例えばいつも私は遅刻するとか、忘れ物をよくするとか、自分が何回も繰り返してしまう失敗を自分で理解できます。
そうすると失敗を防いだり、改善しようという気持ちがあふれてくるとのことでした。


私はついついしてしまう失敗に心当たりが・・・
来年は「失敗日記~失敗は成功の元~」を実践したいと思います!!

2010/12/21

Step by step

こんにちは!

FAPの三井です☆
前回のブログエントリーから何だかんだで日にちが経ってしまいました・・。

師走って、やっぱり時間が過ぎるのが早いな~。。なんて。

FAPはメンバーも徐々に増えてきて、嬉しい限り!!
そして子どもたちの中に、私たちFAPのメンバーが月2回来るんだ~っ!という
認識と共に、FAPの時間が良い意味で「習慣化」していっていると感じる。

毎回のMTGの中で意識的に考えるようにしていること。

「それは、一体誰のための行動か。」

FAPの活動の細部に至るまで、徹底してそれを考え抜く。
そうすることで本質的な活動の意義をしっかりと固めいくことが可能ではないだろうか。

FAPのメンバーの多くが4年生。
社会人になるまであと数カ月。だからこそFAPの活動の基盤をそれまでにつくりたい。

直近の目指すところは、日々の活動を施設の子どもたちにとって実りあるものにしてくこと
ただ、その先に目指すものはもっと壮大であるべきだと思う。

先日のMTGで話し合った内容。

母子生活支援施設の数は全国に272施設。
全国で4,056世帯、10,608人の方々が生活している。
(参考:全国社会福祉協議会)
そして母子家庭は日本中で120万世帯以上。
(参考:全母子協)

FAPは日本中のこのような家庭環境にいる子どもたちを対象とすることを目指していきたい。
すべての日本中の子どもたちが、どのような環境で育っても、
機会の制約に煩わされないように。

FAPでの活動は、
そのための新しい社会システムをつくるための一つのステップだ。

話は変わり、
「貧困とは何か」を考えたとき、
経済的に豊かであるとか、そうではないとかいった議論が上がってくるが、
そもそもの原因として、「社会的孤立」といった観点からも、議論がなされるべきだと思う。

日本の現代社会をみたとき、
日々の生活の中で個人がそれぞれの悩みを抱え込み、
他者に発信できていない場面が多くみられるのではないか。

その中でも、子どもたち、とりわけ両親が子育てに熱心ではない、
或いは、学校に行けず友人関係が希薄な子どもたちにとって、
自分の問題を他者に発信する機会を得ることは難しい。

このような状況は、「社会的孤立」の現象の一部と捉えられるのではないだろうか。

自分の抱える問題を他者に発信し、他者がそれに反応することは、
その個人が違う視座からその問題を見つめる契機となる。
そして個人がそれを受容することによって、
その人の中に新たな価値観が形成される礎となる。

そうすることで、内向きな思考から、外向きの思考になっていく。

「価値観の多様性は豊かな想像力を生む。」
私がアメリカ留学中、イノベーションはなぜ起こるかを考えたときにいきついた結論。

そして想像力を働かせることは、
自分の人生におけるイノベーション、つまり選択肢を広げるものではないか。

だからこそ、「社会的孤立」は是正されるべきであり、
「社会的包摂」が必要となってくる。

そうすることで、人とひととの繋がりが多様になる。

私は、その「社会的包摂」に必要なものは、
資本主義的な市場経済に由来するものではなく、
「協働」という現代社会において見過ごされがちなものであると思う。

だからこそ、FAPの活動は、まさに大学生、施設の職員の方々、NPOスタッフの方々、
親御さん、そして政府といった組織との協働によって、
貧困といわれる状況にいる子どもたちを「社会に包摂する仕組み」をつくっていきたい。

そうすることで、
子どもたち一人一人が、Happyになってくれればと思う。

FAPは、だからこそ活動をしている。

The only thing we do for is making children happy.

(今回は気付いたら、哲学的なブログエントリーになってしまいましたw)

次回は塚本くんのリクエストにお答えして、
今後のFAPの具体的な学習プランをざっくりご説明できればと思っております~!

それでは少し早いですが、
Merry Christmas to you !!!

三井

第5回訪問レポート

塚本です!

12月18日に、第5回目の訪問をしてきました~!

 今回はFAP側が6人!新しいメンバー2人を加えての訪問です。
そして子どもたちはなんと7人全員来てくれました!!!
僕らの名前も覚えてくれたようで、以前よりも暖かく迎え入れてくれたような気がします。いやぁはじめのころの訪問を思い出すと感慨深いです・・・

勉強のほうも、初めて訪問したころに比べてかなり集中してやってくれるようになりました!
勉強が嫌いで逃げ回ってた子が自分から教材に取り組んでいたのが印象的でした。このままもっともっと伸びていって、自ら目標をたてて成長していける人間になって欲しいです!


いつもより少し短めの授業を終わらせると、クリスマス直前ということで日ごろお世話になっている人にプレゼントとして松ぼっくりを使ったクリスマスツリーを作ってもらいました!

みんな熱心に作っていましたよ!女の子はシュシュを作ったり、余ったビーズでブレスレッドを作ったりしていました。完成品の写真を撮るのを忘れていて、お見せできないのが残念です。。。

今回が年内最後の訪問だったんですが、そのことを子ども達に伝えると「え~、もう来ないの??」と寂しそうな顔。
我々が帰るときには、抱きついてお見送りしてくれました!

彼らとの間に少しずつ信頼関係が出来てきたことを実感しました。これからは、困ってることの相談なんかも聞いてあげられるといいなと思ってます。


訪問後はおなじみのミーティングをしました。
 詳しい内容はリーダー三井が書いてくれると思いますが、今回も意義のあるミーティングが出来たと思います。人数が増え、多様な意見が飛び交ったこと、出来る事の幅が広がったことが大きな収穫だと思います!

メンバーはまだまだ募集中です!というか来年度に参加できるメンバーが足りてないので興味がある人は是非ご連絡を!!

2010/12/20

はじめまして

新メンバーの松永です。

はじめましてなので自己紹介をしたいと思います。
大学4年生です。大学では英語の教職課程を履修しています。約1年間小学校でのボランティアで学習補助を行なっています。

中学、高校と陸上部だったので走ることが得意です。部活では癒しを与えるマッサージも習得しました。

FAPに参加しようと思ったきっかけは、いろんな子どもに関わる機会が欲しいというのもありましたが、一番は夜回り先生の本を読んだことがきっかけです。

現代社会においては、全ての子どもが彼らの成長を手厚く、愛情を持って支えてもらえている環境にあるわけではないということは理解していました。けれども、本では「誰かに話を聞いて欲しい」「誰かに構ってもらいたい」と思っていてもそれに答えてくれる人が周りにいない子どもがたくさん登場していました。私は教員志望なので、学校がそのような子どもしっかりとサポートしなくてはいけないと強く考えています。けれども、30人以上いる児童・生徒1人ひとりを担任の先生が全て把握するのはなかなか難しいことです。


ここから12月18日(土)の施設訪問の個人的な感想、意見とを混ぜて書かせていただきます。


子どもに関わってくれる大人の存在は、多ければ多いほどいいと思うんです。なので、この点から見ると彼らは他の子どもよりも多くの人と関わる機会があり、いい出会いをしているのではないでしょうか。

実際に今回初めてFAPの活動に参加し、集団で授業を進めなければならない学校において補足出来ないところを、FAPで補うというのは、彼らを支える上でとても重要なことだと感じました。


FAPの活動によって児童・生徒1人ひとりのにFAPの活動がきっかけで、子どもにとって身近な「勉強」という物事をきっかけに
*諦めない強さ
*努力の大切さ
*成功体験(分かったという達成感)
*学ぶ楽しさ
ということを伝えていきたいと強く感じました。



私が活動できる期間は短いですが、子ども達のために頑張って行きたいと思っています。

2010/12/17

フィンランドメソッド

「この本は面白かった!」
「どうしてそう思ったの?」
「フィンランドの教育は、自分にとって驚く事ばかりだったから」
「どうして?」
「自分が日本で受けた教育と全く違うプロセスだし、日本では大人が受けているような論理トレーニングを小学生が受けているから」
「他に何か理由はある?」
「・・・・・・」



塚本です!


先週の投稿でPISAについて記事を書き、どうしても気になることがありました。

著しい経済成長をしている上海や熾烈な受験戦争で知られる韓国に並んで、なぜフィンランドがトップなんだ???


ということで、フィンランド式教育の本を読んでみました~!!



図解 フィンランドメソッド入門 / 北川達夫
http://goo.gl/lQd2p

短い本ですが多くの内容がつまってました!今回はこの本の紹介をさせて頂きたいと思います!



フィンランドではどのような教育がなされているか?

この本によると、徹底的に論理力をつけるということが言えると思います。


フィンランドでは、生徒が先生に発言すると、必ず「どうして?」と聞き返されるそうです。


「僕は犬が好きです!」「どうして?」
「明日は雨が降りそうだなぁ」「どうして?」
「○○君なんて嫌いだ!」「どうして?」

このようにして、自分の発言を客観的に見直させます。
そして、あらゆる行動、発言に理由づけをする癖をつけます。

そうすることによって、フィンランドの子どもたちは常に「AだからB」という フォーマットの上で物事を考えるようになります。



さらに、フィンランドの小学校では論理と論理を争う「議論」が日常的に行われているそうです。

日本でもあるような班活動において、テーマに従って議論を行います。
この際、議論は班長の指揮により行われ、議論にルール違反があった場合は班長から注意されます。
以下が、生徒たちが教科書を参考に作った「議論のルール」です


1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない


なんと言うか、耳が痛いです・・・笑

このルールに沿って発言すれば、生産的な議論が出来そうですね!


他にも、発想力を養うためにマインドマップが授業に取り入れられていたり、表現力をつけるために作文学習に力が注がれていたりと、目から鱗な内容でした。



フィンランドメソッドの特色は、日本で行われている知識偏重学習とは違い、徹底的に考える力をつける所にあると思います。

もちろん、知識学習が悪だとは言えませんが、PISAで出題された問題はまさに考える力を問うものでした。つまり、世界では論理的思考力が求められていると言えるでしょう。
この力に目をつけ、小学校教育に取り入れたフィンランドが学力上位国となるのは自明の理です。


情報化社会と言われている現代では、新しいモノを創造する力が重要視されています。また、グローバリゼーションによって文化の違う人とコミュニケーションをとる機会は増えていくと思われます。
そんな中、フィンランドで教えられているような論理的思考力を持つことは非常に有意義なのではないかと、思いました。


次回の訪問は12月18日です!

それでは!

塚本周平

2010/12/10

PISAに思ふ

FAP塚本です!

今日は、先日発表された2009年の「学習到達度実施調査(PISA)」の実施結果について調べてみました。

PISAとはOECD(先進諸国)が各国の15歳を対象に読解力、数学的応用力、科学的応用力について調査したもので、2000年から3年に1回行われています。

過去にはトップクラスの学力を誇っていた日本ですが、2003年、2006年の結果では著しく順位が下がり、当時行われていたゆとり教育の見直しに繋がりました。

今回はある程度、順位が改善されたと報道されています。

そんな中、私が興味を持った記事を紹介します。

日本の15歳「社会生活に支障可能性」10%超(読売新聞)

 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101207-OYT1T00806.htm?from=top 

 記事によると、全体の1割の生徒が、「社会生活に支障を来す可能性がある」という成績下位層に属する結果となったそうです。OECDの平均は19%なので、決して低い水準というわけではないですが、

今回の調査でトップクラスだった韓国やフィンランドでは、おおむね5%程度となっています。

私は、学力が全てではないと思うし、国際順位という相対的な結果に気をとられすぎてはいけないと思います。

しかし、子どもの1割が「社会生活に支障を来たす可能性がある」と言われている国で、我々のやるべきことはたくさんあると思います。 

 

まずは知ること!このブログを通じて、教育や福祉について皆様と一緒に学んでいけたらと思います。

次回訪問は18日です! 

それでは!

2010/12/08

The essential value

こんばんは!
三井です☆

今日は先週木曜日に行われた、臨床心理士の方から受けたレクチャーの内容を
皆様にご紹介できればと思います!

このレクチャーの目的は日頃子どもたちと接している中で、
「相手が何を感じ、何を考えているか」
ちょっとした手がかり(しぐさとか、言葉づかいとか)から知ることができないかな~
っと思っていた私にとっては非常に貴重な内容でした!
カウンセリングって何?
臨床心理って何?というところからまず入ったのですが、
ここで学んだことのひとつめ、
まずカウンセリングに大切なこと。
「それは相手の鏡になることです。」との先生のお言葉。

カウンセリングの真の目的は
患者さんにその人の状況を気付かせ、自発的に治していくことを促す作業。
だから、他から強制するではなく、あくまでも「自発的」ということを目的とすると、
相手に対して初めから「君はこういうものだ」と教えるのではなく、
その人が「鏡を見て、自分でネクタイを直す」くらいの感覚が重要とのこと。

そのための具体的なカウンセリングの手法としては
1.受容 
2.共感
3.自己一致
ということを、カウンセリングを実施する側(カウンセラー)が念頭に置くことが
大切だとのことです。

ここで受容というのは、
相手(患者さん)をありのまま受け入れる。(存在を認める)
共感とは、
巻き込まれずに、相手の感情を経験すること。(泣いてる人と一緒に泣いてあげるとかではなく、あくまでも巻き込まれずに、独立した状態を保ちつつだそうです・・・)
自己一致とは
自ら(カウンセリングする側)の感情をありのままに受け入れる。つまりカウンセラー自身が自分に正直であること、素直であることが大切だそうです。

そうすることが、カウンセリングをしていく上での重要なステップになることのことです。
個人的にこの内容、かなりなるほどな感じでした。。
最初の二つ、受容と共感っていうのは何となくわかりそうなものですが、
最後の自己一致とは、ちょっと驚きでした。
カウンセリングしている側も、人間ですから、感情はもちろんあると。
だからこそ、今自分(カウンセリングする側)が一体どういう状態なのか把握すること、
つまり「今イライラしているのは、相手なのか、自分なのか」
という違いを認識することが大切なのだそうです。

この部分、日頃の日常生活でも活用できそうな感じですよね~。
常に第三者の視点を持ちつつ、一歩引いたところから
「あ、自分こういう風に感じてるな~」みたいな気持をもつことが大切みたいです。

個人的にFAPの活動で、このカウンセリングの技法、すごく使えるな~と。

FAPの本来の目的が「貧困の連鎖の打開」であり、
それが子どもたちの自発性に依拠するものであるのだとすれば、
このカウンセリング式アプローチって、すごく私たちに必要なものではないかなと。。

先生もレクチャーの中でおっしゃっていましたが、
(対人援助の基本原則の一番目は)「何に価値を置くか」。まずその行動の目的、
理念となる部分が重要とのこと。

FAPの活動でも、
FAPの活動理念は何かを今一度改めて念頭に置きつつ、
日々の訪問を行っていきたいなと。。

あくまで子どもたち主体で。
ありのままの彼ら、彼女たちを受け入れていきたいな~と。

そんなことを考えさせられたレクチャーでした!!

とりとめもないエントリーでしたが、
次回訪問は18日です☆笑

次のブログエントリーでは今週金曜日にある「自習が不得意な子ども向け教授法講座」
なるもののご紹介等々できればと思っております☆

それでは
Have a good night !!!

三井

2010/12/05

The way to go

おはようございます!

FAPの三井です☆

今日は第4回目の訪問についてご紹介できればと思ってます!

昨日(12月4日)の訪問では、嬉しいことが...!
小学4年生の女の子が
「この前算数で98点とれたよ~!前ここ(FAP)でやった算数の問題の似たのが出たの~!
(98点採れて)すっごく嬉しかった!」
と授業中に報告してくれました☆
第4回目では今まで来てくれてなかった子も来てくれるようになったり、
算数見るのもやだ~!って感じだった子が「じゃあこれだけやる~!」
って算数のプリントを自ら進んでやってくれたり...!

4回目にしてやっと、FAP=勉強の場、という空間づくりが少しずつではあるけれども
できてきたと思います。

初めて授業に導入してみた、「職業図鑑」というのもみんな楽しそうにやってました!
この職業図鑑というのは、いろんなお仕事を学ぼう!というもので、今回は消防士・フライトアテンダント・建築士のことについて学びました☆
最後にA4のプリントに将来子どもたちのなりたい夢と、それがどうやったら叶えられそうか、
子どもたちなりに一生懸命書いて終了しました☆

第4回目で感じたことは、「誰だって、やればできる」ということでしょうか。

勉強に関して言えば、
「その子にあった勉強を、その子なりの進度で」教えてあげれば、
もっともっと、子どもたちが学ぶことが楽しい~っ感じるのではないかと思う。
それでもって、自分でもできるじゃんっ!という自信みたいなものがついてくる。

そして、勉強する環境。
これ、結構重要だと思いますが、
だれかがどこかで、勉強って面白いんだぞっ!っていう空気をつくってあげる。
そして勉強に向かうきっかけづくりをしてあげる。

そうすれば、子どものポテンシャルをもっともっと引き出してあげられるのではないかな
と思う。

勉強だけじゃなくても、スポーツだって、音楽だって、なんだってそう。
それをするきっかけと、自分でもできるじゃん!と思うこと。
そうすれば面白いな~って思って、継続してそれをするようになるのではないかと思う。

特に、施設の子どもたちの場合、
両親がそういった環境づくりや、学校から帰ったあとに一緒に勉強をしてあげるという役割を果たすことが少ない。
だからといって塾や、家庭教師に通うということもない。
学校はマス教育だから、なかなか自分の進度にあった内容を受けることは難しい。

そうすると、どんどん勉強が⇒わからない、できない⇒嫌い。
そういう感じでどんどん悪循環に陥ってしまう。


FAPではそういった現状を変えていきたい。

施設にいる子どもたちでも、その子たちなりのポテンシャルが最大限引き出せる、
そういった環境が与えられること。
だから、私たちが月に2回の訪問の中で、彼ら、彼女たちのモチベーターになれればと思う。
環境と、きっかけをつくってあげられたらと思う。

そんなことを思った第4回訪問でした!

次回、第5回は12月18日を予定しています☆
18日はクリスマスグッズを授業時間の間に入れて、一緒に作る予定です!

一緒に参加してくれる方募集中です~☆

それではよい日曜日を☆

(今週木曜に参加した臨床心理の方からのレクチャーの感想とご紹介はまた次回エントリーします!乞うご期待...)

2010/12/01

the forth visiting is comming soon !

こんにちは!
FAPの三井です!

今日は今までの訪問三回を振り返り、今後のFAPのビジョンなどを
皆様と共有できればと思っております☆

訪問後、事後mtgを開きました。
そこでの課題は。
FAPの施設に対するバリューってなんだ?」
というかなり本質的な部分がまだまだ煮詰まってないなという議論に発展。そこを具体化していかないと、毎回の訪問に一貫性がなくなってしまうのではとのメンバーの声。
問題意識として、普通の学習支援ではなく、なぜ勉強?というところから踏み込んでいかなければならないのではないのかという考えが根底にありました。
今までの訪問を踏まえて、子どもたちはそもそもなんで勉強するのかが明確でないケースが多いなと経験ベースで私たちが感じていたからです。

そこで、第三回目にして、これから次のphaseに進むため、まずは「FAPの本来の目的は何?」という部分を、また「どういった意味合いで学習支援していくか」を明確にすることを含め、話し合わなければならないのではと話しあいました。
以下簡単にMTGまとめを。

そもそもの目的
「貧困の連鎖を食い止めるための学習支援。」
⇒具体的に言うと…..
「家庭がつまずいている状況(そのそもそもの家庭環境が良くない状況)の中での負の連鎖を、子供たちが自ら断ち切れるためのツールを、彼ら彼女たちに提供していく学習支援。」

ではそのために何が必要?
将来のビジョンを持ち、そこに対して自ら働きかけることができるような習慣をつけること。


A将来のビジョンを描く⇒
B.その目標に向かって努力する⇒

 
C.失敗、成功体験を元に、反省・振り返り⇒
Aに戻る
「この三つのサイクルが身につけられるような学習をFAPが提供していく。」

では具体的に何をしていくのか....

A将来のビジョンを描く
•       13歳のハローワーク(FAPバージョン)
•       課外活動で博物館などを見学
•       作文学習

B.その目標に向かって努力する
  •     日々の算数・国語といった反復練習(集中力、最後までやり遂げる力など基礎体力をつける

C.失敗、成功体験を元に、反省・振り返り
•     FAPメンバーとの対話など(日々の勉強の中でFAPメンバーがメンターの役割を果たす、達成感を持たせる)

以上、このようなことを話しあいました!

これらを踏まえて4日の訪問も実りある訪問にしていきたいと思っています☆
次回のエントリーでは今週木曜日にある児童心理学の勉強会(KSP主催)の内容を
皆様にお伝えできればと思っております☆

Have a good night !
Hope everyone had a great day today as well !
明日も頑張りましょう~♪


三井

2010/11/27

11月27日訪問レポート

FAPの塚本です!



27日は3回目の訪問でした~!

今日も前回と同じくリーダー三井、スタッフの西山さん、塚本で参りました。

子どもたちは、皆勤賞の1年生2人組と、3年生の男の子が参加してくれました。
施設では風邪が流行っているそうで、体調を崩してる子が多く参加者が少ないとの事でした。

そうか~残念だな~なんて思いながら授業を始めると、途中から2人の子が参加してくれました!

5年生の女の子と、今回初参加の中1の男の子です。
他にも授業には参加できなかったけど、顔を見せてくれる子が何人か!
みんなとも仲良しになれたのかな笑


勉強の後は恒例のおにごっこ。

今回は近所の公園で遊んでた子も混ざって1時間がっつり走りました!!
彼らには敵いません・・・。あんなに盛大にコケたのは久しぶりです。

いや~明日の筋肉痛が怖いです^^;





肝心の授業ですが、休みの子が多く前回予定していたことがあまり出来ませんでした。。。

他にも課題は山済み(@~@)

しかし、一年生の子が前回よりも勉強に集中できたという収穫もありました!
前述のとおり中1の子の初参加も嬉しいですね~。彼とも一緒に勉強を楽しめたと思います。





訪問後は近所のファミレスで夕食&ミーティング。

今回も熱い意見が飛び交いましたね~。

そして、わたくし塚本と西山さんで新たな企画を計画しました( ̄ー ̄)
それについては近日公開!!!(予定)




そしてまだまだFAPは仲間を募集しています!
おにごっこに自信のある方、歓迎です笑

次回の訪問は12月4日です!!
みなさんのご応募をお待ちしています!

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ニヤリ。。。( ̄ー ̄)

2010/11/26

理科系の子ども

こんにちは!FAPの塚本です!

突然ですが、僕は小学生のころ社会の地図を見るのが大好きで、四六時中地図を眺めてました。
気づいたら日が暮れてたなんて事もよくありました。笑
友達にも地理歴史好きが多く、休み時間は国旗あてゲームや世界の首都あてゲームで盛り上がってた覚えがあります。


しかし、最近の子どもたちに社会の話しても、あんまり反応してくれません。。。

その代わり、理科が好きな子が増えているようです。

僕はFAP+アルバイトの塾講師で、20人近くの小中学生と接してますが、大体7割ぐらいは理科が好きだと言っていたように感じます。

気になって調べてみると、こんな記事もありました。

ノーベル賞効果? 大学受験「理系離れ」に歯止め(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/101030/edc1010300000007-n1.htm

記事によると大学受験生の理系志望者が増加しており、その理由として近年のノーベル賞日本人受賞者や、IT産業への人的需要の影響があるそうです。

確かにかっこいいですもんね~ITは。。。

子ども達に社会科雑学を話したい僕としては少し残念ですが、 彼らがニッポンの未来の産業を支えてくれる事を願います!

そして、FAPで未来のクリエイター達の応援をしてみませんか??

次回の訪問は27日です!!
みなさんのご応募をお待ちしています!

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2010/11/23

What is TFA ..??

こんにちは!
FAPの三井です!
今日は勤労感謝の日!皆様如何お過ごしでしょうか?
といっても、学生にはあまり祝日とかって関係ないですよね。。笑

今日は個人的に前から気になっていたTeach For America(ティーチフォーアメリカ)
のことをご紹介できればと思います!

http://www.teachforamerica.org/what-we-do/

この団体は、
「アメリカ合衆国のニューヨーク州に本部を置く教育NPOである。アメリカ国内の一流大学の学部卒業生を、教員免許の有無に関わらず大学卒業から2年間、国内各地の教育困難地域にある学校に常勤講師として赴任させるプログラムを実施しており、2007年にはビジネスウィーク誌が調査したアメリカの学部学生の就職先人気ランキングの10位に入っている」
(参考:wekipedia)

つまり、簡単に言ってしまえば、FAPの規模をもっと大きくした感じでしょうか。笑

対象は公立学校などにも広がっており、低所得者層が多い地域にフォーカスして
卒業したばかりの大学生を送りこみ、その人たちが先生となって子供たちを教えるというもの。
最近の研究では教員免許を持っている人よりも、こういった外部からの先生たちが与える
効果がより高いということが実証されてきているらしい。(参考:http://www.teachforamerica.org/

この団体のコアコンセプトは

'One day, all children in this nation will have the oppotunity to attain an excellent education.'

つまり、全ての子供たちに最高の教育が受けられる機会を提供することを目標としているのです。

これはまさにFAPの理念とも繋がるものではないでしょうか!

アメリカ留学中も感じていましたが、アメリカでは家庭の収入と子どもの教育達成のレベルが
かなりの正の相関を描いていたような気がします。
特に大学なんかは日本の大学と違って、
卒業するのが大変+学費が高い=大体の人は奨学金を得る、本当にお金がない人はアルバイトしなければならない。
その結果、授業の準備に割く時間が相対的に少なくなる⇒drop out (途中で大学辞める人、辞めざるお得なくなる)。という傾向が日本より顕著だと思います。

これは大学のケースに絞っていますが、小学校、中学校でも所得と、よりよい教育機会を得られるか否かは相関関係があるとの研究結果が出ています。
詳しくはhttp://www.teachforamerica.org/what-we-do/the-challenge/

また、TFA(teach for america)では教育を受けることは子どもたちの可能性を広げてやる意味でも重要。と提唱しています。
すべての子供たちがよりよい教育を受けられるように、そして彼ら、彼女たちの可能性を最大限広げてあげることが、最終的に国自体のベネフィットにもなると。

TFAのもう一つの特徴が、学生の人気就職先のベスト10に入っていることでしょうか。

アメリカでは転職が当たり前ですので、日本でいう新卒で入るところは,
キャリアのスタートアップとして、リーダーシップスキルなどといった、今後ビジネスで活用できるファンダメンタルな部分を鍛えられる場所、
あるいは、会計といったビジネスで汎用性のあるプロフェッショナルスキルが身に付く会計事務所といったところが人気の就職先です。
(日本とはかなり違いますよね・・・!)

この場合、TFAはリーダーシップスキルが身に付くことで評価されていると言えるでしょう。

まさに教える側も、教えられる側にとってもwin-winなクリエイティブなスキームを
教育というフィールドにおいてつくりだしたのがTFAと言えます。

日本でもこういったのがどんどん増えていけば、面白いのにな~と個人的に思います。。

ちなみに、私もFAPを始めて、すごく勉強になることが多いです。
人に何かを教えるって、簡単そうで難しい・・。
教える生徒の勉強の進度もバラバラだし、施設の子にとって何が一番いいのだろう~って
結論づけるのが難しい。

でも、そんな中で、自分たちなりの目標決めて、具体的に教材決めて、訪問して、
子どもたちに実際に教えて、そのアウトプットとして、子どもたちが自分から勉強に取り組むようになる姿を垣間見られる、そして「ありがとう、また来てね~」って言われるプロセスそのものが、非常に学ぶことが多くて、日々エキサイティングしいます!

皆さんも少しでも、学生時代何かしたいんだけど、何していいかわかんないな~とか
面白いことしたいな~とか、子ども好きなんだけどな~とか、自分でプロジェクトリーダーみたいなの
してみたいな~とか、一からなにかつくってみたいな~とか、

そんなことを少しでも感じていたら、気軽にFAPに参加してみて下さいね☆

次回訪問は27日です!!
ご興味のある方はいつでもご連絡下さい~!

それでは
Happy Holiday to you !

三井

2010/11/21

FAPメンバーミーティング 11/19(金)

FAPの塚本です!先日は中央区某所でミーティングがありました。



メンバーは僕とリーダーの三井さんに、キッズドアスタッフの片貝さんと西山さん。
[ガクボラ]のプロジェクトである[タダゼミ]の取材にいらした記者の方にも聞いてもらいつつ、前回の反省と今後の指導方針、そしてFAPをどうしていくかについて話し合ってきました。


次回の訪問では試験的にグループ分けをしてみる事になりました。
12月は勉強会にクリスマスグッズ作りと、盛りだくさんになりそうで今から楽しみです(-^ω^-)
 

議題にあがったのは来年度以降のFAPの事。
FAPに参加している学生は来年3月に大学を卒業する人が多く、これから支援を拡大していく仲間が足りません。来年度以降も継続的に活動を続けていける人を求めています!

もちろん、4年生の方もお待ちしてます!

次回活動は11月27日(土)です!
また、12月は、4日(土)と18日(土)の予定です。

私たちと一緒に活動してみたい方は、ぜひ[ガクボラ]FAPにご参加ください!
みなさんのご連絡をお待ちしています!

  [ガクボラ]Family Assistant Project
■お申込みは、下記のURLからお願いします
PCの場合: http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P49063892
携帯の場合: http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P49063892

2010/11/20

Self Introduction and Why FAP ??!

こんにちは!
FAPの学生リーダーをしている慶應大学の三井です☆

自己紹介といっても何をかけばいいのかわからないので
今日は私が

「このガクボラ及びFAPに興味をもったきっかけ」

をお伝えしたいと思います!

そもそも、教育に興味を持ったきっかけはアメリカへの留学でした。
アメリカでは、アメリカの現地学生はもちろん、世界中からの留学生と一緒に学ぶ機会を得ました。

その中で、みんな本当に一生懸命勉強しているんですよね。

国籍とか言葉の壁とか関係なく、みんな平等にA・B・C・D・Fの五段階の成績が付きますから、
もうみんな必死で勉強してるんですよ。

ボスニア(旧ボスニアヘルツェゴビナ)とかケニアとかから来ている友人たちは、
国から奨学金をもらって来ている。だから、本当に勉強しないと、国に強制送還されると。
国を背負ってきてるわけですから、それはもう、かなり勉強してました。

中国から来ている友人はビザをとるだけで大変だったと。
来たからには真剣に勉強するんだと相当危機感もって勉強してましたね。

インドから来た友達は、若干19歳にも関わらず、既にとある会社で働いていた経験があり、
そこで貯めたお金を使って、アメリカ留学に来たと。
その彼はアメリカにいたときも働き続けていましたが、アメリカ学費高いので、
だからこそ早く卒業するために、必死に勉強してました。

こんな環境に一年間いたのですが、周囲の勉強に対する意欲が非常に高かった。
特に、まだ経済的に新興国や途上国レベルの国の学生たちは、
どんな事務的、経済的なハードルがあったとしても、
そこを乗り越えてでも勉強する機会を得たい、という意識が非常に高かった。

翻って、日本をみたとき、このままではいかんなと。
そういう気持ちが湧いてきたんですよね。

学ぶことに対するハングリーさというか、
新しいことへ挑戦するとか、探究するとか、
そういった類のことに対する意欲が全体的に減ってきているのではないかなと。

じゃあ、何が根本的な問題なのかと。
留学一つとってみても、日本人は他の国の学生よりチャンスを得やすい環境にあると思うんですよね。
経済的にも、留学に行きたいと思えば、一年間必死にアルバイトすれば行けますし。
事務的にも、ビザだって他の国よりもとりやすい環境にありますし、なんせ至る所に、海外留学の広告がある。

そういった環境が整っているにも関わらず、
なぜか学ぶとか新しいことに挑戦するとか、そういった気持ちが駆り立てられない。

それって、すごくもったいないなと思うんですよね。

そういった諸環境が問題ではないのであれば、
日本において本質的な教育自体の重要性が意識的に低下してきているのではないかなと。

そんな思いを抱いてアメリカから帰国したときに、丁度、ガクボラのことを知ったんです。
ああ、日本にもこういう活動している団体あるんだな~と、感心して説明会にいったら、
気付いたらかなりコミットしていました。笑

巷でも多くの方々が教育とか学ぶことへの意欲低下とかそういったことを言われてますが、
結論、ずっと議論してても始まらない
とりあえずアクション起こしてみて、実際の現場はどうなっているか見てみることが今の自分には必要なのではないかと。

そんなこんなで、現在FAPのリーダーとして活動させて頂いております!笑
じゃあなんで母子家庭支援施設?って思われた方、次回以降のエントリーでまた追々ご紹介できればと思っております!

今回はかなり個人的なことをツラツラ書かせて頂きましたが、
FAPの活動内容だけでなく、それに関連するトピックや、
新しくガクボラで学んだことなどを、どんどん定期的に更新していきますので、
皆さんも、こちらのブログにどんどんアクセスして下さいね!

また、FAPに興味を持って下さったかたは是非メンバーのご応募もお待ちしております☆

次回訪問予定は27日です!

こちらの訪問告知版のエントリーも近日中にさせて頂きます☆

それでは!

【メンバー紹介: 2】塚本周平

塚本周平です。

今回はFAPのスタッフである僕の自己紹介をさせていただきます!
学習院大学法学部法学科の4年生です。

大学3年まで、映画のスイングガールズで有名になったビッグバンドジャズでコントラバスを弾いていました。

ライブハウスでの演奏はもちろん、インターナショナルスクールの文化祭や大学OBのパーティ、結婚式なんかにも出させてもらった事があります。大学近くの駅前で演奏したこともありました笑
いつか子どもたちの前でも演奏してみたいと思ってます。

アルバイトで塾講師をやっており、塾に来れないような子ども達にも何かしてあげたいと思った事がFAPに参加したきっかけです。

これまでボランティアに参加したことはなかったのですが、個性的なFAPのメンバーに囲まれながら楽しく活動に参加しています。


私たちと一緒に活動してみたい方は、ぜひ[ガクボラ]FAPにご参加ください!
みなさんのご連絡をお待ちしています!

  [ガクボラ]Family Assistant Project
■お申込みは、下記のURLからお願いします
PCの場合: http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P49063892
携帯の場合: http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P49063892

2010/11/14

11月13日活動訪問レポート

Family Assistant Projectの塚本周平(学習院大学4年)です!


11月13日、都内の母子生活支援施設へ2回目の訪問に行って来ました。

今回の参加メンバーは3名。
子どもたちは1年生男の子2人、3年生女の子1人、4年生男の子1人、5年生女の子1人の5名参加してくれました。



子どもたちは元気いっぱいで、すぐに仲良くなれました!

・今回の訪問用に用意した作文ゲームは大盛り上がりで、「もう一回!もう一回!」と何度せがまれました!

・授業後に行った鬼ごっこでは、すぐに息があがる我々を尻目に(笑)元気を大爆発させていました!

・なんと恋愛トークをしてくれる女の子も・・・!?



勉強も前回に比べて集中して行うことができ、施設職員の方々にも喜んで頂けたのが、私達としても嬉しかったです。

・時間割を組んだ事により、授業にメリハリがついた。

・高学年の子は比較的落ち着いて勉強できた。

・低学年の子はまだまだやんちゃなので、落ち着いて勉強できるよう対策を練る。


■当日行った事

○学習タイム 2時間
・国語(漢字の書き取り、文章の並べ替え)
・算数(各学年に沿った問題)
・各児童の好きな科目(社会、英語)

 ○一緒におやつ休憩 30分

○作文ゲーム 30分

○鬼ごっこ 30分



前回の反省を踏まえて実施内容を改善したのが功を奏したのか、今後に向けて一歩前進できた訪問になったと思います。
今回の経験を生かして、FAPはさらに進化していきます!


特に印象に残ったのは、子どもたちが将来の夢を教えてくれた事です。「フライトアテンダントになりたい!」「ゲームデザイナーになりたい!」
そんな夢を叶えてあげられる団体になっていけたらと思います!



次回活動は11月27日(土)です!

私たちと一緒に活動してみたい方は、ぜひ[ガクボラ]FAPにご参加ください!
みなさんのご連絡をお待ちしています!

  [ガクボラ]Family Assistant Project
■お申込みは、下記のURLからお願いします
PCの場合: http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P49063892
携帯の場合: http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P49063892

2010/11/10

【メンバー紹介: 1】宮本隆人です!

こんにちは、宮本隆人(みやもとたかひと)です。
Family Assistant Project のスタッフをしています。
慶應義塾大学大学院、理工学研究科、基礎理工学専攻の修士2年生です。偏微分方程式論、数理物理学を専攻しています。

突然ですが、私はコーヒーが好きです。お酒だったらウィスキーですが、お酒じゃなかったらコーヒーが一番好きです。ドリップコーヒー、缶コーヒー、スタバ、ドトール、などなど、身の回りにコーヒーのない生活は考えたくありません。そんなことが興じて、私は流体力学の対象としてもコーヒーを捉えてみようと考えるようになりました。The Espresso Coffee Problem という、日本ではあまり研究されていませんが、コーヒー豆を細かく挽いた粉とそこへ注がれるお湯との filtration に関する数学の論文を、現在鋭意執筆中です。

好きなスポーツは卓球です。学部時代は体育会に所属し、週に6日、トレーニングに明け暮れました。おかげで現在、腱鞘炎に悩まされています。特技はカラオケです。いろんな声が出せるので、いつかみなさんに披露したいです。

私は将来、保育と教育と介護を一体化するシステムの構築と、ITを駆使した双方向性教材の開発により、日本の社会保障および教育システムを変革します。また、NPO法人キッズドアでの活動を通じて、子どもの貧困の連鎖を断ち切るために尽力してくれる、熱い思いを持った優秀な若者を育成します。

私たちの活動に少しでも興味を持って頂けましたみなさん!
ぜひぜひFamily Assistant Project に参加しませんか
みなさんにお会いできることを楽しみにしております!

【mixi】http://mixi.jp/show_profile.pl?id=2345313
【twitter】http://twitter.com/takahito0508
【facebook】http://www.facebook.com/profile.php?id=100000936643520

2010/10/31

次回、訪問は11/13(土)

初訪問後、10月は、メンバー募集や施設の方と訪問日程の調整をしてきました。

次回の訪問日程が確定したので、メンバーの顔合わせを兼ねて実施内容を検討しました!
場所は、[ガクボラ]母体のキッズドアオフィス。

新旧メンバーの自己紹介を含め、約2時間、みっちり議論しました。
実施する教科と指導方法、遊び、そして時間割などなど。

そのあとは、よりメンバーのことを知るために近くの居酒屋で懇親会を行いました。
なぜこの活動に参加したか?、何を実現したいのか?
[ガクボラ]の他の活動では、今まで何をやってきたか?
日本社会が生み出している課題とその背景、そして何をしていくか!など話題は尽きず。。。
親睦を深めることができました。

2010/10/03

初の活動訪問

活動初日。
近くの駅でお昼を食べながらミーティングをして、施設に向かいました。
こちらのメンバーは、キッズドアのスタッフを含めて5名。
子どもは6名(当初は8人の予定でしたが、2人は風邪で欠席)でした。

子どもたちとは初めて会うので、色々なことを想定して臨みましたが、やはり想定外なことがたくさん起きました・・・

子どもたちは、とっても喜んでくれました。
ちょっと(?)年上のお兄さん・お姉さん一緒に勉強して遊ぶだけで、楽しかったのだと思います。
ただ、学習面では改善点が、たくさん見つかったので、次はより良いものができるようにします!


■当日行ったこと
 1.自己紹介
 2.学習タイム
   ・アイスブレイクも兼ねて、「百マス計算」
   ・学年別の問題演習・個別指導(男の子は算数を、女の子は英語を行いました)
   ・一緒におやつ
   ・感想等をインタビュー
 3.近くの公園で、ドロケイなど
 4.個別指導の内容などを書き出し、振り返り

■子どもたちが次にやりたいこと(インタビューから)
 ・家庭
 ・理科の昆虫
 ・社会の勉強
 ・もっと英語と算数をやりたい
 ・紙飛行機をつくる、ハンターごっこ

■メンバーが気づいた、子どもたちのハッとする一言
 ・誰も私のことなんて分かってくれない。
 ・学校なんて嫌い。
(メンバーの感想 ※一部)
施設の事情柄、複雑というか、いろいろな環境に置かれている子が多いのだなと改めて感じました。 なので、家族や親にアプローチしていくことは慎重にしていく必要があるのではないかなと思います。 学校大好き!!とまではいかなくても、うーん、まぁまぁと言えればなぁ なんて感じています。

2010/10/01

[ガクボラ]Family Assistant Project 始動!

[ガクボラ]Family Assistant Projectのリーダーをしている三井(慶應大学4年)です。

私たちは、この度、母子生活支援施設にいる子どもたちを対象とした「FAP」(family assistant project)を立ち上げました。

「日本にいる全ての子供たちに、家庭環境に左右されることなく、教育の機会を広げたい」

その一環として、現在、母子生活支援施設を対象に学習支援を行っています。

母子生活支援施設とは、ドメスティックバイオレンスや経済的事情で、通常の生活が難しくなった母子が生活している施設です。
(※ 詳しくは、全国母子生活支援施設協議会のHPを御覧下さい http://zenbokyou.jp/boshi/index.html)

そのような状況下で暮らす子どもたちは、学校での学習につまずいても塾や家庭教師に頼ることができません。

子どもたちはそのままの状態で放置され、学習面の遅れが深刻化しているのが現状です。

私たちは、以下の3点に着目した「勉強と遊びをMIXした学習」 を通じ、これらの子が「自ら学ぶ」ことを継続できるよう支援しています。

 ・ 子どもたちが「学ぶことは楽しい!」と気付くこと
 ・ 子どもたちが「自学自習」できるようになること
 ・ 子どもたちが「学年相応の学力」を身に付けること

FAP(family assist project)では、各セクターのプロフェッショナルの方々から様々な知識やスキルを御提供頂きながら、創造性豊かな学生主体の活動を展開していく予定です。

日本の教育格差を少しでも是正できればと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。