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2011/12/11

11月27日 施設C訪問

皆さん、ご無沙汰しています。
FAPの金山です。
大変遅くなってしまいましたが、11月27日の施設C訪問の報告をさせていただきます。
今回は一人の子が風邪で欠席とのことで、小6の子一人に対する学習支援となりました。
普段は問題集を一緒に考えながら解いていくというスタイルなんですが、今回はメモリーツリーなるものを実施してみました。
メモリーツリーとは核となる単語(テーマ)をひとつ書き出し、そこから派生若しくは連想する単語を書いていってつなげていくというものです。
初めて実施したので、不安もあったんですが、子どもの食いつきも想像以上に良く、充実じた時間を過ごせました。
メモリーツリーをやる利点は、
①自ら関連する単語を考えて書き出すことによって、知識の整理ができる。
②自発的に行うことで、勉強に対する積極性を養うことにつながる。
だと僕は思います。
月2回の訪問で、その時間の間にできることは限られていますが、その訪問で子どもたちの学習に限らず、様々なことに対する意欲を上げるような支援をしていけたらと思います。


金山

2011/12/07

11月27日 施設B訪問

初めまして、早稲田大学社会科学部1年の木村と申します。
11月からFAPの活動に参加させていただいてます!まだ2回目です。。。
初めて報告ブログを書かせてもらって緊張しています。

遅くなりましたが、11月27日(日)のB施設での活動報告をさせていただきたいと思います!
今回はFAP側が5名と参加者が4名だったので、ほぼマンツーマンで勉強できました。

受験生の多い施設なので、参加者もメンバーも熱心に勉強に取り組みました。
あまりにも熱心に問題に取り組んで、質問をしてくれるので、つい私は調子に乗って勉強ばかりになってしまいがちなので、気を付けなければと思いました。
適度に休憩や雑談?もはさみつつ楽しんで勉強してもらえるよう努力しないと。。。

どうして、be動詞ってbeなの?と聞かれて、あたふた、一次方程式の文章題を自分も解いて答えがですあたふたしてしまいました(笑)
確かに、何でbe何だろう。。。私も中学時代どうして方程式はX何だろう?aでもjでもいいじゃないか!ってずっと考えているうちに数学が苦手になりました(笑)
頼りなくて申し訳ないです。

英単語がなかなか覚えられないとのことでしたので、生活でよく聞く使い方と結び付けて覚えてもらいました。なるほど!って言ってもらえるたび嬉しくなりました。
「~をもち続ける」=keep は髪の毛のスタイリングスプレーなどを持ち出したり・・・。

勉強はわかるとおもしろいものです。なるほど~!とかおもしろい!と思ってもらえるような指導ができればと思っています。

次回の活動は12月11日(日)です。

2011/11/26

11月13日 B施設訪問

初めまして、小林と申します。報告が大変遅くなりましたが、11月13日にB施設(詳しくは以前の書き込みをご参照下さい)を訪問しましたので、その時の感想などを書きたいと思います。
まず簡単に自己紹介させて頂きます。私は東京農工大学の大学院生で、6月よりB施設が始まるときにFAPの募集を見つけ、ボランティアを始めました。
ここでは高校受験を控えた子供もいるので、かなり本格的に勉強を教えています。我々FAPのスタッフはここでは家庭教師となり、勉強を教えているといったイメージでしょうか。同時に2、3名教えることもあります。休憩を1、2回入れて宿題や学校の中間・期末テスト対策や高校入試対策をしています。今のところ数学と英語を教えることが多いです。

私がいつも教えるときに念頭におくことは、「子供は誰でもできるようになりたいと思っている」ということです。その証拠に今回、都立高校の過去問の中から、この問題やりたいと言ってくれたときは「おぉう!」と嬉しくなりました。子供がやりたいと挑戦する意欲が湧いたのは勉強が分かってきて、面白く感じ始めているからでしょう。

初めて教えるという方でも心配ないと思います。今回、初めて参加して頂いた方も私以上に子供と打ち解けて指導していました。一番大切なのは子供が好きで、手助けしたいという気持ちだと思います。不得意な教科があって教えられないといった場合は、他のボランティアと入れ替わって教えることもあります。それができなくても私は子供と一緒に考えてあげることも大切なことだと思っています。

次回の活動は通常通り2週間後の11月27日(日)[つまり明日ですが・・・^^;]を予定しています。

2011/11/16

11/12 施設A訪問

こんにちは。FAPの池上です。
本日は去る12日(土)の施設Aでの活動について報告させていただきます。

今回はレギュラーメンバーの3人に加え、昨年施設を退所した中学生の男の子が、きょうだい2人を連れて来てくれ計6人集まりました。予想以上の大人数になりました♪
一方FAPメンバーは、私が学校の都合で遅れての参加であるため、前半はたった1人に任せることに・・・ラールくん、有り難うございました^^;
久々のお友達の来訪に子どもたちは落ち着かない様子でしたが、今回は小学6年生の女の子が積極的に学習に取り組んでいたのが印象的でした。

彼女ははじめ、メンバーの持っていた電子辞書に興味を示し、そこからアルファベットとローマ字の学習に発展、時間中にさまざまな言葉をローマ字で表すことができるようになりました。
そもそもの始まりは、「電子辞書に好きな言葉を打ち込みたくても、ローマ字がわからないからできない」。
FAPメンバーからローマ字の表記の仕組み、母音と子音などを教わると、自らローマ字の五十音表を作成し、色々な言葉を試行錯誤しながら電子辞書に打ち込んでは喜んでいました。
偶然電子辞書が興味を引いた結果ではありますが、これこそ毎回の活動で目指していきたい「楽習」(楽しみながら学習する)のひとつのかたちです。
楽しみながら学習することで、子どもたちの知的好奇心を刺激し、「もっと知りたい」を増長させる。
この結果、子どもたちの学習意欲を向上し、自ら進んで学習に取り組むことができるようになることを見据えています。
FAPが訪問しはじめた当初は、「なんで学校が休みの日にわざわざ勉強しなきゃいけないの!」と、頑なに勉強を拒んでいた彼女が、こうして自分からローマ字を勉強するようになったことも、約一年にわたりFAPが訪問を続けてきた成果なのではないかと感じ、私たちも嬉しい限りです^^
現況としては、小学校低学年など「学び」への好奇心がより少ない子どもたちに向けても、能動的な学習を促すことになかなか苦戦しており、低学年の子に対する学習支援のありかたが目下の大きな課題の一つであります。

また、冒頭でも触れましたように、昨年施設を退所した子が今回参加してくれました。
今回訪問したFAPメンバーは彼と初対面でしたが、すぐに打ち解けて気さくに話してくれ、家庭生活についても話を聞くことができました。
聞くと、中学生にして洗い物、食事の支度、布団しき、きょうだいのお迎えなど様々な家事が課せられており、同世代の他の子と比べて自分の時間が限られている様子。
このような状況では、周りの子と同じように勉強の時間を確保して集中することが難しいのも頷けます。
しかし、今のままだと、
授業がわからない→テストが出来ない、やる気がなくなる→もっと授業がわからなくなる→・・・
といった悪循環に陥ってしまいます。
上記のような環境は、母子生活施設に入所している子どもの多くに言えることで、結果として
「勉強なんてきらい」「自分なんて何もできない」
といった気持ちを生んでしまうことになります。
ここを私たちFAPで手助けする、つまり、「学ぶことの楽しさ」「知る・わかることの喜び」を味わってもらうことで、学習意欲を高めるとともに、ひいては未来への希望を持つことができる・失わないような学習支援を心がけてゆきたいと考えています。

彼は今回、将来の夢についても語ってくれました。
私たちの学習支援活動を通じて、そういった「希望の芽」を、一人でも多くの子どもに関して伸ばしていきたいです☆

施設Aの次回訪問日は、11/26(土)を予定しています!(変更の可能性あり)



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FAPは現在、一緒に活動してくれるメンバーを大・大・大募集しています!!
近日説明会を開催予定ですが、それまで待てない、FAPに興味が湧いてきて仕方がない、というあなた!
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池上

2011/11/03

10月29日 施設C訪問

このブログを見てくださってる皆さんこんにちは!
そして初めまして!
今年の4月よりFAPで活動している、
明治大学一年の金山と申します。
よろしくお願いしますm(__)m

さて、遅くなってしまいましたが、
先日に実施しました施設Cへの訪問について報告させていただきます。

ます施設Cはブログ初登場なので、簡単にご紹介します。
施設Cは施設Bと同じく、今年の6月より新たに加わった施設です。
月に2回、二時間ほど時間をお借りして、施設の部屋で学習指導を行っています。
現時点では指導の対象は小学生がメインです。

今回は小学生二人が参加してくれました。

私は小学6年生の男の子を担当しました。
私は子ども達にFAPで勉強を教えるときは、談笑も適度に入れるようにしています。
なぜなら、何気ない談笑の中に子どもたちが考えていることや、彼らなりの目線を見出すことがあるからです。
子どもたちと接していると、彼らの柔軟な発想力に驚かされる場面が多々あります。
例えば今回は担当の子と理科の分野で食物連鎖について勉強したんですが、
担当の子に食物連鎖の頂点にたつのは人間だと教えました。
しかし思わる返答が返ってきました。
「なんで?人間は武器とか何も持たなかったら頂点じゃなくて下じゃないの?」
その返答を聞いた私は確かにそういう考え方もあるなと思うと同時に感心してしまいました。
皆さんはこの子の返答をどう捉えますか?
少なくとも、今の私ではこの子のように自由な発想がなかなかできなくなってしまいました(汗)。

FAPで訪問している施設の子どもたちは、
先ほどの小学生の子のように自由な発想持つ子から絵が好きな子に至るまで、
多種多様な個性を持っています。

そんな子どもたちに数時間でも一緒に勉強したりすると、
たくさんのことを子どもたちから学んでいる自分に気づかされます。
まさにWINWINの関係ですね^^

学習支援が終わった後、施設の職員の方と報告や話し合いなどするのですが、
今回うれしいお知らせがありました。
なんと、学習支援に参加している、ある小学生の子の成績が上がったとのことでした!
学習支援をしている私たちにとってはうれしいかぎりです^^

月2回しか訪問はできていませんが、FAPの活動が子どもたちの成長のきっかけにでもなれればと思います。
こどもたちのためにも引き続き活動をしていきます!


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金山

2011/10/21

10/16*施設B訪問

こんにちは。
そして、このブログをご覧の方々には、はじめまして。
FAPの活動に参加している、
早稲田大学基幹理工学部の諏訪園(すわぞの)と申します。
少し遅くなりましたが、10月16日に行われた施設Bの活動報告をいたします。
(施設Bの前回ほ報告は、10月3日のエントリーをご覧ください。)
施設Bへは、基本的に隔週日曜日の13:00~16:45の時間帯で活動を行っています。
ここでは施設の一室を借りて、
私たちスタッフと、子どもたち、職員の方々とアットホームな雰囲気の中で行われます。

今回の参加者は、3人(中3…2人、高1…1人)でした。
中3の二人は、受験生ということで受験勉強にシフトしています。
私たちが活動を始めたころは、受験に対する意識は薄かったのですが、
2週間に1度のペースで一緒に勉強することで、最近では、私たちがいないときでも
机に向かう時間が増えたという嬉しい報告もあります。

彼らに勉強を教えているときには、「自分も中学生の時は似たような
ところでつまずいたなぁ…」と思うことも、度々あります。
私たちスタッフも、工夫し、理解してもらえるように努力しています。
活動する中で、大切なのは、
”スタッフがいないときも勉強できる習慣が身につく”ということだと思っています。
私たちスタッフは
・2週間の学習プランを一緒に作る
・学校の宿題を日割りにして、少しずつ取り組めるようにする
など、地道な努力を重ねています。

この活動を通して、子どもたちが将来のステップを踏み出す手助けを
これからも続けたいと思っています。

施設Bへの次回訪問は、11/13(日)です! (今回だけイレギュラーです。)

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すわぞの

2011/10/12

10/8*施設A訪問

こんにちは!池上です。
今回は先日10/8の、施設Aへの訪問についてご報告いたします。

今回は、一人が家庭の用事により欠席、三人の子が参加してくれました。
前半は机に向かっての学習の時間。
中でも目を見張る頑張りを見せてくれたのは、中学生の女の子です。
彼女はとってもお喋りが好きで、以前は話に花を咲かせなかなか勉強に集中することができませんでしたが、
FAPが訪問するようになってからだんだんと、自主的に机に向かうようになり、学校の定期テストでも合格点を取れる科目が出てきたとのこと。
子どもたちの中でもお姉さん的存在で、今となっては皆のモチベーションを引っ張ってくれています。
今回も、メンバーの学生と一緒に、二次関数などをみっちり頑張りました!
一方、今回は小学生組二人をスムーズに学習に入らせてあげられなかったのが、私たちの反省点でもあります。

後半は体験学習の時間。
今回は実験学習、その名も「10円玉ピカピカ」!
こちら実は、以前[ガクボラ]の他プロジェクトSSPStudy Support Project)で行ったものであり、SSPメンバーであり最近FAPにも参加してくれている大内くんのオススメもあり、今回実施する運びとなりました。
内容は、家庭にあるさまざまな調味料に10円玉を浸し、10円玉をきれいにできる調味料はどれか?きれいにできない調味料はどれか?を調べるというもの。
今回は調味料に、
・みりん
・しょうゆ
・酢
・ポン酢
・砂糖水
・食塩水
を使用しました。
この中で、10円玉をきれいにできるのはどの調味料でしょうか??

子どもたちと行った実験の結果、答えは
◎(汚れがとてもよく落ちた)…しょうゆ、ポン酢
○(汚れがまぁまぁ落ちた)…みりん、お酢
×(汚れは落ちなかった)…砂糖水、食塩水
となりました。

一通り実験してみた後には、FAPメンバーと一緒に結果のまとめ。
皆で出した結論は「しょっぱい、すっぱいものが10円玉をきれいにできる」。
これ、実はかなり理にかなっていて、
10円玉の表面に付着している錆は、酸の働きにより溶かされます。
このため、酸を含む(=味としては「すっぱい・しょっぱい」)調味料によってのみ10円玉をピカピカに出来るのです。

子どもたちの好奇心はとどまることを知らず、二つ、三つの調味料を混ぜて試してみたり、六つ全部混ぜてみたり。
最終的には、用意した10円玉全部がピカピカになりました!



きれいになりすぎて、偽物の硬貨にも見えます・・・(笑)

おやつをいただいた後は、子どもたちの持っているDSで「レイトン教授」シリーズのゲームをすることに。
ゲームと言っても侮れない。算数の難問が、クイズ形式で出題されます。
中でもメンバーからも「難しい~!」の声が出た年齢算の問題は、中学生レベルに至るほど。
それでも、メンバーが解き方を解説すると、小学生の子も理解しようと一生懸命聞いてくれました。
同じ算数の問題でも、教科書に載っている問題とゲームで出てくるクイズ、切り口が異なるだけで、やっぱり取り組む意欲が変わるものですね・・・
ゲーム的な取り組み易さ、私たちも今後、新しい学習コンテンツを開発する際に見習いたいなと思います。

訪問後、今回は子どもたちの勉強・学力面に関して、施設の職員のかたにお話をうかがいました。
FAPが来るようになってから、勉強に対して意欲が見え始めた子が多いものの、低学年の男の子たちはやはり、普段から宿題に取り掛かるのも一苦労という状態であるとのこと。
10歳にも満たない子どもたちが、勉強すること、日々学ぶことの大切さを理解するのは、正直言って無理難題です。
だからこそ、私たちのサポートで、少しでも勉強に対する嫌悪感を取り払っておきたい。「今のうち」だからこそ、“勉強って楽しいんだ!”という気持ちを持ってほしい。
私たちのこういった思いが、関わる子どもたちの未来を出来るだけ明るく出来るように。
FAPは、これからも地道な活動を続けていきます。

施設Aへの次回訪問は、10/22(土)です!

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池上

2011/10/03

こんにちは^^
今年度からFAPメンバーに加わりました袖川です。
現在、青山学院大学3年生です。


【活動報告】

さて、昨日の活動をご報告しようと思います。
昨日訪れたのは、今年6月から新たに加わった施設(ここではB施設って書いちゃいますね)です。

B施設では、隔週日曜日の13:00~16:45の時間帯に活動を行います。
活動場所は、施設内の一室を借り、そこで3時間学習支援をしています。
対象者は、小学生~社会人と幅が広いですが、メインは高校受験をひかえた中学生です。

昨日の参加者は4人(小6、中2、中3、社会人)です。

中3の女の子は、高校受験が近づいているので、数学を3時間みっちり勉強していました。
2次関数のグラフをひたすら解いているようでしたが、私もここらへんでつまづいた記憶があります笑

私は中2の女の子の数学・英語をよく担当するのですが、その子のふとした疑問にパッと答えられないことしばしば。
「knowは何でクノウって読まないの?kは何で消えちゃうの?」
な、なんでなんだろう…。
それでも、最初の頃より少しずつ自力で問題を解く時間が増えたいたり、テストで30点も上がった!なんて聞くと、我がことのようにうれしくて仕方ないです。

さてさて、学習支援(13:30~16:30)の前後に、20分ほど施設職員さんを交えてのミーティングを行っています。
ここ最近の学習状況や、家庭生活で何か変化がなかったか、学校へはちゃんと行っているのか…
職員さんからうかがうことは、時にショッキングな内容だったりします。改めてこの施設の意義や必要性、教育のことを考えます。

やっぱりこの学習支援をこれからも続けていきたい、この子たちに少しでも多くのチャンスがくるように何かしてあげたい!施設に行くたびにそう思います。


B施設の次回訪問日は10月16日です!


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2011/09/25

近況報告~今年度FAPのこれまでとこれから~

はじめまして!
今年度、[ガクボラ]Family Assistant Projectのリーダーを務めております、池上と申します。
まずは、blogの更新がかなり御無沙汰になってしまったことをお詫びさせてください。
今年度メンバーに引き継いで以降、blogの更新が止まってしまっておりました・・・
今後は、活動報告を中心にどんどん更新して参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします!☆

本エントリーでは、今年度における当団体の活動と、先日9/24に訪問しました施設での活動についてご報告いたします。

**********

Family Assistant Project(通称FAP)では、昨年度に引き続き、母子生活支援施設の子どもたちを対象とした学習支援活動を行っております。
(母子生活支援施設については過去のエントリー、また
全国母子生活支援施設協議会HP http://zenbokyou.jp/boshi/index.html
をご覧ください。)


実は本年度、FAPにとって大きな変化がありました。
なんと・・・昨年から引き続き伺っている一施設のほか、新しく二施設が加わりました!
そのため現在、合計三施設を拠点に活動させていただいております。
いずれの施設もアットホームな雰囲気で、個性豊かな子どもたちに囲まれて楽しく活動していますが、施設ごとに特色があったりもします。
・・・そのあたりは、各施設で活躍してくれているメンバーの更新にご期待ください☆


FAPで接する子どもたちは、一見元気いっぱいの小学生・中学生ばかりですが、現在進行形で、複雑な家庭環境や経済的困窮に直面している子ばかりです。
私たちは、そういった子どもたちの精神面をもケアしながら、
・学習を通して、自分の可能性を見つけ、自らそれを伸ばしていけるように
・ひいては、自ら「貧困の連鎖」を断ち切る力を身につけられるように
といったことを目標に、日々活動しております。

**********

さて、次は私が伺っております、拠点施設1での活動についてご紹介いたします☆

拠点施設1はFAPの創立当初から伺っている施設で、子どもたちとの付き合いも長いです。
こちらの施設の子どもたちの特徴は、とにかく元気いっぱい!!
対象としている年齢層も広く(小学校低学年~中学生)、時に子どもたちの元気っぷりに圧倒されることもありながら(笑)、継続して訪問を続けてきました。

まず今年度の課題は、「いかにして子どもたちの集中力を保つか」ということ。
特に低学年の子にとって、勉強するしないに限らずとも、長時間続けて机に座っていることは、なかなか難しいです。
(同年代の自分を思い返せば、そりゃあそうだよなぁとも思ってしまいます^^;)
そこで今年度は、一回の学習タイムを
・勉強の時間
・遊び要素の高い学習の時間
・グループ学習の時間
と3つのセクションに分け、子どもたちの興味を長く引きつけられるようなコンテンツを考え、実行してきました。

勉強の時間では、昨年から引き続き使用している算数の教材をメインに、子ども一人ひとりに合わせた学習指導を。
冒頭で、集中力を発揮するために百マス計算を導入したりもしました。
遊びを絡めた学習では、国旗かるた・英語かるたを独自に作り(作成を担当してくれたお二人、本当に有り難う♪)、ゲーム感覚で世界の国々や英単語に触れる。
これが子どもたちに大人気で、みんな無意識のうちにどんどん知識を吸収していってくれました☆
グループ学習の時間には、音読学習やディスカッション、立体クイズ等を行ってきました。

昨年度からの継続した活動の成果か、子どもたちの様子や意識にも変化が見られてきました。
例えば、学校を休みがちで、なかなか授業についていけていなかった子が、勉強に対して危機感を持つようになり、テストで合格点を取れるようになったり。
例えば、「せっかく学校が休みの日に、なんで勉強しなきゃいけないの!?」と、私たちと一緒に勉強するのを頑なに拒んでいた子が、自ら学習に取り組めるようになったり。
他にも、小さな変化から大きな変化まで、ここには書ききれない程です。(感涙)
こういった状況を受け、現在は所謂勉強中心のスタンスへと変化してきました。

そんな拠点施設1に、昨日9/24(土)に訪問して参りました!
FAP側は学生メンバー3名、昨年度メンバーの社会人メンバーの先輩1名の計4名で訪問、途中で事務局の西山さんも駆けつけてくださいました。
参加してくれた子どもは3名。1名は連休中であることもあり、お出掛けしていて欠席です。
前回の訪問が、こちらのメンバー不足によりお休みとさせていただいたこともあってか、前半は話したいこといっぱい、一緒に遊びたいこといっぱいで子どもたちはなかなか落ち着かない様子。
しかし後半は、皆めいめいの教材に集中して取り組むことができました☆

学習タイムに続くおやつ休憩の後は、子どもたちが作成途中だったお寿司の工作に加わりました。
本物さながらの豪華なネタたちを前に、お寿司が食べたくて仕方なくなってしまったのは私だけでしょうか(笑)

終了後は施設の職員の方とのミーティング。
施設にいる子どもたちの近況や、家庭の状況などについて伺うことが出来ました。
やはり、施設の性質上、家庭環境に問題を抱え、日常生活にも何らかの影響が出てしまっている子が少なくないのが事実。
私たちが家庭の問題にまでアクセスすることは、なかなか難しいです。
けれど、せめて困難と闘っている子どもたちの精神的拠りどころとなる、ちょっと年の離れた(気持ちはまだまだ若いです!笑)お兄さん・お姉さん的存在になれるといいな、と思っています。

また、昨日は他プロジェクトのメンバーにお招きいただき、合同ミーティングを行いました!
今後のFAPの学習支援のありかたについて、たくさんのご意見やご提案をいただきました。
ほぼ初対面の方が多く、私は緊張してしまいましたが(汗)、熱意あふれるメンバーと意見を交換でき、有意義な話し合いとなりました。
メンバーのみなさま、有り難うございました!m(__)m
今後の活動について決まったこともあるのですが、詳しくは今後のエントリーで・・・☆

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最後に。

FAPは現在、一緒に活動してくれるメンバーを大・大・大募集しています!!
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一人でも多くの仲間が増えることを、メンバー一同楽しみにお待ちしております!^^


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気候は急に冷え込み、体調を崩しやすい季節となりました。
皆様、どうぞお身体ご自愛くださいませ。

ではこれにて、失礼いたします!

2011/03/16

Back to normal

おはようございます。

FAPの三井です。

3月11日(金)に発生しました、東北地方太平洋沖地震にて被害を受けられた地域の
皆様に、謹んでお見舞い申しあげますと共に、一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。

この様な事態だからこそ、私たちが元気に、いつも通り活動していかなければいけないと
個人的には思っています。

下記にyoutubeで上がっていたひとつのクリップをご紹介したく、このエントリーを書きました。
http://www.youtube.com/watch?v=2zeroCZSrjo
タイトル「じいさん『また再建しましょう』」

何時間かぶりに瓦礫の下から救出されたおじいさんは、
「また再建しましょう」とおっしゃった。

私はFAPを始めた当初、社会貢献したいとか、誰かのためになりたいとか、
そんなことを思って活動を始めました。
だけど、そんなことは理想であって、現実は日々施設の子どもたちから学ぶことばかり。
むしろ沢山の視点と、考える素材を与えてもらっている。

今回の震災もそうで、被災者の方々のこうした前向きな姿勢には感銘と勇気を受けると同時に
「何かしてあげたい」とか「これから大丈夫かな」なんて思っている自分の考えが洗われるような
気がした。

FAPでも学んできたように、
こういう時だからこそ、「今目の前の問題をどうやったら解決できるか」
それに対し一生懸命チャレンジしていけばいいんだと思う。

FAPで掲げている目標もすごく大きなものだと感じているけれども、
小さなアクションを起こさなければ何も起きないし、そういったことを継続していくことが大切なのかなと思う。

今回の震災でも、一人ひとりがポジティブマインドを持って、いつも通り希望を持って
行動することが大切なのではないかと思いました。

3月26日は今年度最後の訪問。
子どもたちの元気な顔を見るのが楽しみです。

それでは!

'Love the moment. Flowers grow out of dark moments. Therefore, each moment is vital. It affects the whole. Life is a succession of such moments and to live each, is to succeed'. by Corita Kent

2011/03/08

日々変化

こんにちは、松永です。

先日3月5日の訪問について報告させてもらいたいと思います。

時間割はこんな感じでした。

1、算数→レベル別に個別指導
2、言葉遊び→ことわざかるた
3、実験→スライム作り

今回は何が起こったのか、子どもたちがとても積極的で算数の時間はみんなの集中力にメンバー全員驚かされました!

言葉遊びでは今回はことわざかるたを行いました。子どもたちは競争心むき出しで競り合っていましたよ! 



その後はみんなお楽しみのスライム作り(^^)かるたの時から「早く終わらせてスライム作りがしたい」とぼそっと言っていた子どもたち・・・

まずはスライムの色を決めます。水に絵の具を溶かし、洗濯のり、ホウ砂の順に加えます。
子どもが一人でも作れるくらい簡単でした。





みんな絵の具で工夫を凝らして自分の好きな色を作り、キャキャキャキャ楽しんでいました(^^)

女の子はマーブルにしたりと美的センスを光らせていました☆



今回は晴れていましたが、スライム作りで時間が押したため鬼ごっこはなしになりました。筋肉痛だった私としては少しほっとしてたりして・・・



算数の個別指導が本格的になってきたり、楽学(楽しみながら学ぶ)効果で子どもたちが積極的に参加してくれたりといい風が吹いています。
そして次回の訪問は、今年度最後の活動です。大学4年生のメンバーは一旦活動から離れることになります。寂しいですが仕方がないですね・・・

次回もがんばりましょう☆

2011/02/22

訪問日はいつも晴れ

こんばんは、月曜担当の松永です。火曜日にお邪魔しております。

先週の土曜日、施設を訪問して来ました。

今回はメンバーが増え、7人での訪問でした。メンバーが増えることにより、

☆学習サポートの充実
☆子ども達への刺激
☆FAPへの刺激
☆学習コンテンツでの新しいアイディア含め、ミーティングの充実

と様々な点で充実していたと思います。
参加していただいた新しいメンバーの方々ありがとうございました!


今回の時間割は
①算数→子どものレベルに合った計算問題
休憩
②ことば学習→マインドマップを利用した学習内容
③職業図鑑→プレゼンソフトでのCAと看護師についての説明
おやつ
外遊び→ドロケイ

タイトルにあるように訪問日はいつも晴れなんです!!なので、外遊びでは毎回思いっきり鬼ごっこや、ドロケイで走ります!!今回も約1時間ほどでしたでしょうか・・・ よく走ったな~


算数では、マンツーマン体制がとれ集中して学習が出来ました。
ことば学習では、ちょっと休み時間を挟んだ関係で集中力が切れてしまい、こちらが期待していたようにはいきませんでした。次回の課題ですね。
職業図鑑では、パソコンの登場にみんな興味深々。パソコンの力って大きいですね。


次回の訪問日は3月になります。終業式前でも子ども達はなんとなく、そわそわしているでしょうか?楽しみです(^^)

2011/01/26

A tipping point

こんにちは!
三井です!

昨日は風邪をこじらせ寝込んでいたため、ブログの更新が遅れてしまいました~。。汗
今日は長時間睡眠+自然治癒力でなんとか回復しました☆w

最近風邪やらインフルやらそこら中で流行っている模様・・・。
どうか皆様もお体にはお気をつけて下さいね!!

松永さんも書いて下さいましたが、先日22日は施設への訪問日でした!

最近はすっかり子どもたちもFAPに慣れてきてくれている様子。
22日訪問では、昨年度からガラっと心機一転で、新しい学習コンテンツを始めました。
当日の時間割を以下に・・・

13:00~13:40 計算学習
休憩
13:45~14:25 ことば学習
休憩
14:30~    グループ学習

とこんな感じで大きく3つの学習を取り入れました。
まだ試験的に始めたばかりなので、今後どうなるかは乞うご期待ですが・・!
子どもたちはどれも楽しそうに行っていましたよ☆

特に、マインドマップを使ったことば学習や、グループ学習は普段の漢字や計算問題では見られない子どもの特性や様子が見ることができ、改めてこの学習の長期的効果を見るのが楽しみです☆

私たちの学習支援の特徴は、ただ学校での教科学習を教えるのではなく、「こどもたちの頑張る力を習慣化させる」学習コンテンツを提供していくことだと思います。
特に、母子家庭支援施設のような環境で育つ子どもたちのための学習コンテンツを開発していきたい。
そのためには、もっともっとFAPに多くの方々が関わり、そこから多様なアイディアを頂ければと思っております。

FAPはまだまだメンバーを随時募集しております☆
何かやりたいけど、アクションを起こすのをためらっている方、社会に問題意識があるが、どう動いていよいかわからない方、教育に興味があるが、実力を試す場がないな~と思っている方、子どもの貧困を解決したい!という方々、FAPで一緒に活動しませんか?!

それでは!

2011/01/24

Background

こんにちは、松永です。

FAPは土曜日に施設訪問を行ってきました。
今回の訪問では、施設の職員の方からいろいろとお話を聞く機会があり、収穫が大きかったです。
施設の方から見た子ども達の様子や、普段の学童での活動について、そしてお母さん方について様々なお話を聞きました。

訪問すると、たまたま小さい子を連れたお母さん方に遭遇することもあります。子どもをだっこした姿を見ていると暖かい気持ちにさせてくれます。


FAPでは1月30日に「子どもの学習支援の効果を上げるために、母子生活支援施設にいる母親の背景と現状を知る」という視点から婦人相談員の方かお話を聞く勉強会を行います。

事前に、『母子福祉部会紀要~東京都の母子生活支援施設に期待すること~』というものを読みました。入居者の中は入居の理由として、1位住宅困窮 2位夫からの暴力 3位経済的な問題がきます。

私は勝手に、若いお母さん方が多いのかと思っていましたが、意外にも36~40歳お母さん方が多いようです。母子家庭になった理由では離婚、未婚が多いようです。

この報告書では、就業支援が盛んに行われているため「母子生活支援施設は、児童福祉施設でありながら、母親への支援が多く求められている現状がうかがえる」と書いてありました。

私の友達2人はこないだ赤ちゃんを産んだんです(^^) 先週、1人の友達とその赤ちゃんに会ってきました。生後4ヶ月何ですが、もうずーっと子どもをだっこしていないと泣いてしまい、夕飯の支度中は私がだっこしていました。(すっごくかわいいんですよ☆)友達は職を持っており、今は産休をとっている状態です。

もし、自分が母子家庭になり、2,3歳の子どもがいたら・・・ と考えると一人ではきっと生きていけないでしょう。

報告書では、入所前居所のデーターを見るとアパート・マンション65人、実家が14人という結果です。森田明美さんの「母子生活支援を考える」という物も読んだんですが、生活保護を受けている方は周囲から孤立し、自分の親を精神的な頼りにすらできていない状況にあるようです。

森田さんの報告には他国との比較も載っています。韓国は家族からのバックアップが強いらしいです。

私も、FAPが訪問している施設のお母さん方の家族との関係はどうなっているのだろうと疑問に思っていました。
日本では、現代社会問題として「孤立」があげられると思います。高齢者の一人暮らし、核家族、結婚をせずに一人で生きていくと決めた人etc それぞれ、長所もありますが、短所もあります。


私は、FAPが施設のお母さん方の子どもに対する「教育」という部分を担当し、サポートしていきたいと強く考えています。そのために、お母さん方の背景を30日は勉強してきたいと思います!

2011/01/19

Passion

こんばんは!
日付が変わり、1月19日ですね☆
今月もあと10日余りかと思うと、なんだか恐ろしいほど早い。。

今日は最近思った取り留めのないことをざっくり書いてみようかと思います。

最近本屋でやたら目にとめてしまうのが、教育コーナー。
正直、これまでカラッキシ教育系には無頓着だった。
大学一年生のときアルバイトで塾講師をしようと思ったが、なぜか不採用となり
それ以来、あー教師とか、教育とか、そういうのって、きっと向いてないんだな~なんて思っていました。

しかし、FAPを始めてから、なんだかこの分野非常に奥が深いし、面白いじゃん!と感じるようになりました。

特に、私自身に知識がないので、毎回のMTGでメンバーの方から「子どもたちへの教え方、子どもたちの学び方」のノウハウを聞ける瞬間は、いつもそれこそ目からうろこです。

先日のMTGでは、「フィンランドメソッド」のことが話に上がった。
(詳しくは、塚本君の「フィンランドメソッド」の投稿をご覧ください。)
例えば、フィンランドの学校では、子どもたちに論理力を付けさせるために、「どうして?」と先生が生徒たちの発言の後に聞き返す。

これはごくごく単純に見えるけれど、かなり子どもたちの今後を左右する?!くらいの力を持っていると思う。

日本の受験勉強とかを見ていると、「どうしてそうなるか?」と問われる問題より、やはり、「A、B、Cのうちどれか?」という選択式の問題が多くあるような気がする。私自身も、中学受験・大学受験を経験した身であるが、ひたすら問題集を丸暗記していた気ような・・・。

日本人が論理力が弱い、とは言わないが、この「常に理由を付けるくせ」をすることによって、
論理力もそうだが、「自分自身に責任をもつ」とか「自ら動く」といった点においても、非常にアドバンテージになるような気がする。

というのも、自分の意見に自分で根拠を付けることで、ある意味逃げ場がなくなるからだ。

例えば、「チョコレートのアイスクリームを買った。だけどやっぱりイチゴ味のシェイクの方がよかった。」という場面があったとすると、このフィンランドメソッドの場合、アイスクリームを買う時点で、「なんで自分はアイスなのか」をまず自問自答する。そうすると、「暑いから」とか、「安いから」とか色々な理由が挙がる。次に味の問題になったときに、「イチゴは昨日食べたから今日はチョコレートだ」と考えてから選択する。すると、実際にチョコレートアイスを最終的に手にとって食べるときに、「自分で考えて選んだのだから」と自己責任の感覚が生まれる。
これがもし、母親が「○○くんはチョコレートのアイスが好きだから、それにしなさい」と言って、チョコレートのアイスを買った子どもだとどうだろう?きっと、「だってお母さんがそうしなさいって言ったから」と、母親のせいに出来てしまうだろう。

ということで、この論理付け、自己責任感覚の醸成に一役買うのではないだろうか。

また、常に理由付けをさせることで、毎回自問自答することになる。
これは結局、自分の進みたい方向を自ら見つけていく作業になるのではないだろうか。

例えば、就職活動と同じ、「~という業界に行きたい」「なぜか?」「~という会社に行きたい」「なぜか?」とどんどん自問自答していくと、嫌でも自分について掘り下げていかなければならない。
そうすると、「あ、実はこういう方が好きなのかな」とか「こっちの業界でもできそうかも」といった、一歩先の思考が出来るようになる。そうすると自分から次のアクションへ繋げる契機として機能する。

ということで、理由付けをすることで、「自分から動く」ことにも一役買うのではないだろうか。

ここで何が言いたいのかというと、
私たちFAPの学習支援におけるビジョンは
「子どもたち自らが貧困の連鎖を断ち切れるような学習支援」であった。
とするならば、このフィンランドメソッドを活用することで、子どもたちの「自己責任感覚」そして「自ら動く」を体現できるのであれば、この学習コンテンツはFAPの理念を達成させてくれ得る力をもつのではないだろうか。

あと、もうひとつ。
最近見つけた本に、「日本の母親は一日平均45分子どもと会話するが、フィンランドの母親は一日平均3時間会話する」という統計データがあるそうだ。

このデータをどう読むかは皆さんにお任せするとして、
二つの国の他の統計データ、例えばフィンランドの子どもの学力と日本の子どもの学力といったものを比較したときに、何か見えてくるものがあるのではないだろうか。

ということは、やはりFAPの活動の特徴のひとつである
「母親支援を含めた包括的な学習支援」の意義が見えてくるのではないだろうか。
それでは、今日はこのへんで。
おやすみなさい!

三井

2011/01/18

道を示してくれる人

こんばんは、月曜担当の松永が火曜日に出現です。
遅れてしまいすみません。

先週の金曜日、FAPはミーティングを行ないました。

そこでは母子生活支援施設での学習支援に使用する教材についてや、学習計画、通信簿、PRについて話し合いました。

1月22日私達は施設へ訪問する予定なのですが、そこで子ども達1人ひとりに目標を立ててもらい、評価シートのようなものを新たに始める予定です。

子ども達はどのような目標を立てるのでしょうか?

私は小学校で学習補助のボランティアに入らせて頂いているのですが、金曜日に丁度1年生のクラスでは1月の目標を決めていました。
例えば・・・

☆字がきれいに書けるようになる

☆逆上がりが出来るようになる

☆漢字が得意になる

☆サッカーがうまくなりたい

このような目標を立てている児童の中に時々、
☆逆上がりが出来るように毎日練習する

☆字がきれいになるように丁寧に書く

と目標を具体的にどのようにして達成できるようになるかを書いている児童がいました。

そうなんです。一年生にはまだどうやったら達成できるかを1人で考えられる子が少ないようです。
一年生の担任の先生が児童に投げかけていたのですが、

例えば、
①サッカーが上手くなりたい

↓じゃあどうする?

②練習する

↓どうやって練習する?

③毎日練習する

↓ドリブル練習?シュート練習?

④毎日リフティングを20回する

と言うように児童の考えを上手く掘り下げていくことが必要です。


ミ-ティングでもこのようなアプローチが必要だと言う話が出ました。
こうなりたい!あーしたい!こうしたい!という思いがあってもそこにたどり着く方法を見出さなければなりません。

大人は子どもにとってよきアドバイザーでいるべきだと私は思います。


先日山崎晃資さんの著書である『発達障害と子どもたち アスペルガー症候群、自閉症、そしてボーダーラインチャイルド』という本を読みました。

本の感想としてはいろいろあるのですが、親の役割や、それぞれの症状がわかりやすく具体的に書いてありました。全く症状がわからない人にとってはとてもいい本だと思いました。

そこに、最近の小学校入学前の健康診断では保護者が子どもの脱ぎ着を手伝うこと、お医者さんに行っても子どもでなく保護者が症状を話すことが書いてありました。

私もボランティアで、児童が大変そうだとついつい手伝ってしまいますが、時には見守ってあげることも大切だよなと思います。

「可愛い子には旅をさせろ」とも言いますしね。

子どもを見守りながら、時には「こうしたらどう?」 というアドバイスを与えるだけの接し方も大切ですね。頭に入れておきたと思います。

2011/01/14

今日はMTG

こんにちは、塚本です!

今日はこれからFAPの会議です。


私は学習コンテンツ担当という事で、今年から始めようと思っている新たな支援法についてプレゼンする予定です。

以前ご紹介した、フィンランド・メソッド等を参考に、「論理力」「実行力」「リーダーシップ」「マネジメント力」などなどを大学生&小中学生で共に身につけていこうという企画を考えています。

もしうまくいったら「貧困の連鎖を断ち切る」というFAPテーマの実現に近づくのではないかと考えています。

内容が固まったら、またブログ上でご紹介したいと思っています!

それでは、いってきます~

2011/01/10

PR活動

こんにちは、月曜日担当の松永です。

1月10日成人の日、成人の皆さんおめでとうございます。一つ大きなラインを超えましたね。輝いていきましょう☆

蛇足ですが、1月10日は110番の日でもあるそうです。


さて、今私達FAPはそれぞれの役割に分かれ活動しています。私はPR担当です。

PR活動で予定しているのは、
*新作ポスター作り
*SNS、メーリスでのPR
*説明会
などがあります。

今、練っているのはポスターのキャッチコピーです。キャッチコピーって難しいですよね。

「短く、一言で相手を惹きつける言葉」 「続きを読みたくなる言葉」 「頭から離れない言葉」

難しいなー

こうゆう、アイディアを生み出すような仕事はいくらやる気があっても、出ないときは出ませんよねー。 だから、同じように課題などを提出しなければいけないような芸術系の専門学校や、大学の方は本当にすごいなーと思います。


ポスターが公共の場所で皆様にお披露目されるのは2月中旬を予定しております。ぜひ、立ち止まって見てやって下さい。

2011/01/05

Books to read !

明けましておめでとうございます!
FAPの三井です☆

今日は私が年末年始にかけて読んだ本をご紹介します!
1.社会を変えるを仕事にする - 駒崎弘樹著
2.子どもの貧困 -阿部彩著
3.One Day All Children ‐ Wendy Kopp著
の三冊です~!
3番目は現在進行中ですが。。

FAP絡みで何か読みたいな~と思っていたことろ
メンバーの方々からご紹介頂き、遅ればせながら読んでみました~!

とくに阿部彩さんの「子どもの貧困」はまさにFAPの活動の必要性を
改めて感じさせてくれる良書なので、皆様も是非是非読んでみて下さいね☆

新しい年が始まって、FAPの活動内容もどんどん濃くなってきました~!

14日に新年MTGがあるので、そちらを覗いてみたい方、
1月訪問から参加されたい方、いつでもご連絡下さいね~!

[ガクボラ]Family Assistant Project
■お申込みは、下記のURLからお願いします
PCの場合: http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P49063892
携帯の場合: http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P49063892

では!

2011/01/04

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます 松永です。今年もFAPをよろしくお願いします。


ということで、新年明けまして1回目なのでキラッと光る抱負などを書きたいのですが、去年を引きずりながらのスタートにしようかと思います。というのも、去年から紹介しようと思っていたものがあるのでそちらを紹介させていただこうかと思います。


私は課外授業で12月20日に行われた東大でのシンポジュウム第2回「大学教育と産業社会の関係について考える」へ参加していました。第1回のシンポジュウムでも熱い討議が行われ、私にとってもとても学びの多い課外授業になりました。その模様は朝日新聞の2010年11月29日朝刊33ページに掲載されたそうなので興味のある方はご覧になってください。


何人かの著名な方々のご講演の中から、FAPに関係のある千葉大学の広井良典様の内容を取り上げさせていただきます。

「人生前半の社会保障」と若者政策
労働力調査によると、高齢者よりも若者の方が失業率が高いというのです!けれども考えてみると、日本の社会保障においては高齢者関係の比重が特に大きく、子ども関係への給付はまだまだ小さな割合です。広井様は「人生前半の社会保障」の重要性を主張されていました。

若い世代の彼らが日本を支えられるように、サポートするのも国の役割ではないでしょうか?

また、所得格差が除々に拡大し、個人が生まれた時点で「共通のスタートライン」に立てるという状況が保障されていないということもおしゃっておられました。FAPが力となる部分ですね!人生の前半での『教育』という保障は人を育てる上で重要な保障ですよね。


以前にブログで紹介され、皆様もご存知のようにフィンランドの教育は世界でも注目されています。大学の学費が、無料ということに加え、大学生に対して月額で「勉学手当」が支給されているそうです!!羨ましい・・・ それだけ税金が高いということなんですけどね・・・


今の時代においてどのように大学生の就職活動を改善するか
広井様がおっしゃるように、大学と企業・社会人の行き来が必要ではないのでしょうか。FAPでは子ども達に職業のことを考えてもらうような活動を行っています。キャリア教育の重要性は小学校、中学校でも叫ばれています。けれども、学校の総合的な学習の時間のみで十分なキャリア教育を行う事は出来ません。FAPの出番ですね!

様々な年齢の人と関わるということだけとっても、小中学生にとっては有意義な体験あることと考え、彼らにとって「楽しい」「面白い」「またやりたい」という体験であって欲しいと願っています。


「モチベーション3.0」論
アメリカの研究者ダニエル・ピンクの議論が紹介されました。

モチベーション1.0→生存のために働く
モチベーション2.0→経済的利益拡大のために働く
モチベーション3.0→「楽しいから」「面白いから」「好きだから」といった動機づけの比重の増大

これは日本の歴史と同じようなステップですよね。今現在の学生はモチベーション3.0で考えています。モチベーション3.0の考え方も大切ですが、働く目的の原点は1.0ですよね。私は1.0を忘れずに生きて生きたいと考えています。


結論として、FAPにおいて人生前半の社会保障である教育のほんの一部分でもいいから、子ども一人一人に合ったことを補ってあげたいという事にまとまりました。

あっ、去年の話題を引きずっていた私ですが、ちゃっかり上手く抱負も示す事ができてよかったです。お後がよろしいようで。(笑)

これにて失礼いたしました。